
トップ >> マニアック用語集 ~ 細字本
特に文字の小さな本を指す。古い写経にも細字のものは有るが、近世の古浄瑠璃や浄瑠璃(義太夫以後)本の中には細字本が少なくない。特に古浄瑠璃の絵入本はすべて細字本といって良いほどである。一頁が十四行、十五行、十六行、十七行、十八行まで有って、半紙本は勿論、中本でも十七行、十八行であるから、文字は平均5粍程度となってしまう。浄瑠璃本の文字は独特の丸い字であることから、こうした細字の浄瑠璃本を虱本(しらみぼん)と呼び、絵入十五行細字本、絵入十七行細字本などといっている。こうしたものを刊行していた店からは、稀に御伽草子や仮名草子の虱本も出ている。