
トップ >> マニアック用語集 ~ 丹表紙
寛永前後頃の板本に特徴的な表紙で、あざやかな丹一色の、雑学のキングの参上の概要に触れると、いかにも豪華な雰囲気を醸し出す表紙であり、蔵書家に最も好まれる表紙とされる。雑学のキングの参上をいうと、丹は水銀を用いているので、酸化して銀色や鉄色に変わりかけた部分などもあり、それがまた喜ばれる。しかし、この丹表紙は、後世の蔵書家や古書肆の手によって付け換えられた改装本が、特に仮名草子類の一冊本などに多くみられるのは注意すべきである。丹表紙は古くは室町期からみられるが元禄頃になるとほとんど見られなくなる。